愛川町での自己破産の事例紹介。神奈川県厚木市・横浜市の弁護士。

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ケース紹介166 Mさんの事例

50代 / 男性 / パート

借入の理由:買い物、躁うつ病


愛甲郡愛川町にお住まいの50代男性のケースです。

クレジットカードを作ったことで買い物を繰り返してしまい、借金額は1年で380万円ほどに。

頻繁に高額な買い物をするのは躁うつ病の症状だろうと、心療内科で診断を受けたとのことでした。過去に一度自己破産をしていましたが、一気に膨らんだ借金の返済が滞り、法律相談に来られました。

この記事は、

  • 病気で借金を払えなくなった人
  • 2回目の自己破産を検討している人

に役立つ内容です。

著者 弁護士石井琢磨

 弁護士石井琢磨
 更新:2021.5.13

 

 

Amazonカードの契約

1年半ほど前、スマートフォンを水没させてしまい、オリコのクレジットカードを作って買い換えました。

同じ頃、三井住友カードのAmazonカードを契約しました。それまでAmazonでは現金で、洗剤、シャンプー、飲料水、本などのを日用品を購入していました。

あるときDMが送られてきて、カードを作ったほうがポイントが貯まってお得だと書かれていたので、カードを作りました。その後はAmazonで何かを買うときには、そのAmazonカードを使って支払うようになりました。

Amazonに限らず、ネットサービスと提携しているクレジットカードは多く、ポイントをうまく活用できればオトクです。ただし、ここから多重債務が始まってしまう人もいることは忘れないようにしましょう。


返済のために借入するが金利は高い

三井住友カードのAmazonカードは、Amazonで日用品を購入するほかに、イベントのチケットやタブレットなどを購入するのにも使いました。それまでたまにオークションで買うだけだった衣服も、頻繁に買うようになってしまいました。

徐々に感覚麻痺が生じています。カード払いは現金払いよりも脳に痛みが発生しにくいという研究結果があります。そのため、使いやすくなってしまうのです。そして、Amazonなども、買い物を促進するため、便利な決済方法を採用しているわけです。

そのようななか、ある日オリックス銀行から手紙が来ました。三井住友カードよりも安い金利で借入できるようなことが書かれていたので、三井住友カードの返済のためにオリックス銀行からも借り入れることにしました。

しかし実際に借りてみると、金利は三井住友カードよりも高く、返済は厳しくなっていきました。

 

銀行でのおまとめローンを利用

そこで借金をまとめようと考え、三井住友銀行から融資を受けることにしました。銀行では、相談者が申し込んだ金額よりも多い150万円を貸してくれたようです。これでオリックス銀行は完済し、三井住友カードにも返済しました。

すると三井住友カードから、さらに枠が増えたという連絡が来ました。そして、以前と同じように買い物等に使ってしまいました。

これがおまとめローンのデメリットです。まとめた際に完済したカード会社から再度借りてしまう誘惑です。

 

さらにカードを作る

その後も、おすすめのメールが来て別のカードを作ったり、返済資金が足りずに他の銀行から借りて返済資金に充てるなどしていました。

借金は1年ほどで380万円まで膨らんでしまいました。

 

躁うつ病の再発

相談者は10年ほど前に、躁うつ病を発症していました。その後は症状が治まっていたものの、借入をしていた時期にはすでに再発してしまっていたようです。

再発がわかったのは、毎朝腹痛が起きるようになった時期に病院に行ったことがきっかけでした。検査をしても異常はなく精神科への通院を勧められ、自宅近くの心療内科に行くと、当初はうつ病だろうと言われたようです。いろいろな薬を試され、検査をしていくうちに、これは躁うつ病だろう、2年ほど前から発症していただろうと言われたとのことでした。

Amazonカードを使い始めた頃の収支を見てみると、月収は15万円程度でしたが、月の買い物は多いときで60万円以上になることもありました。

一方で、数万円の買い物に収まっている月もありました。躁うつ病の症状により、躁状態のときに大幅な赤字家計となり、症状が落ち着いているときは、返済以外は黒字の家計であったと推認されます。

相談者自身も、買い物をしたり融資を受けるときにはソワソワする感じがあり、必要ないものまで買ってしまう傾向があったと思い返しています。このときは躁状態だったのでしょう。あとから、なんでこんなものを買ってしまったのだろうと後悔することばかりだったようです。ときには、買い物をした記憶がないこともありました。

半年前には障害者手帳も交付され、通院治療は続けていました。


病気により退職

障害者手帳を交付された頃には、躁うつ病の症状はかなり悪化していました。睡眠薬を使っても眠れず、朝起きることができないため、仕事を続けることができなくなり退職。

その後、医師の勧めもあり、午後の時間帯で単発的なアルバイトをするなどしました。生活費は単発アルバイトでの収入と妻の収入でまかない、光熱費の一部では実母からの援助を受けての生活に。

 

返済が滞り、法律相談に

返済が滞ってしまったことや、通院していた医師からも、この病気だと破産手続きをする人は多いと言われたことで、法律相談を受けることにしました。

相談の結果、支払いができない状態になっているとわかり、破産申立をすることになりました。


2回目の自己破産

相談者は10年前に一度自己破産をしたことがありました。

当時の交際相手に頼まれてカードを作り、渡したところ、勝手に多額を使い込まれ逃げられてしまったようです。自分が借入をしたわけではありませんが、債務だけが残ってしまいました。

相談者はだまされたと感じて警察に相談したものの、事件としては取り扱ってもらえず、交際相手とも連絡が取れなくなったため、自身の債務として自己破産手続をしました。当時は司法書士に依頼したということです。

 

2回目の自己破産の場合、7年が過ぎていれば、免責不許可事由にはなりません。

しかし、過去の自己破産歴は申告することになっています。

7年経過後も、過去と同じような事情で借金をしていると、破産管財人を選任する手続きになることが多いです。

今回の場合は、過去の事情とは違うのだということを伝えたことで、同時廃止事件として免責許可が下りました。


自己破産での必要書類一覧

今回の申立時には以下の書類を提出しました。

銀行の預金通帳、取引推移一覧表
ネット銀行の入出金明細

共済の加入者証(契約者:本人)
妻の共済の加入者証(契約者:本人)

自動車保険の保険証券
自動車の車検証

以前の勤務先の給与明細 2か月分
町民税・県民税 課税証明書

妻の給与明細 2か月分

居住証明書
居住する家屋の登記事項証明書

障害者手帳の写し

国民年金・厚生年金保険年金証書

ガス料金支払い領収書

申立の前月からパート勤務を始め、まだ給与明細をもらっていなかったため、課税証明書を提出しました。

本人の母が所有する家屋に住んでいるため、母による居住証明書と、家屋の登記事項証明書を提出しました。


 

 

愛川町にお住まいの方でしたので、横浜地方裁判所小田原支部での手続きとなりました。

愛川町にお住まいの方、2回目の自己破産のご相談も多いです。

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