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ケース紹介

 

ケース紹介52 Hさんの事例

40代 / 男性 / 無職

借入の理由:うつ病、失職


川崎市にお住まいの40代男性のケースです。

クレディセゾン、セディナ、JCB、オリエントコーポレーションなど信販会社のクレジットカードを中心に6社に約400万円の借金があるところ、現在は無職により支払いができないとの相談でした。

著者 弁護士石井琢磨

 弁護士石井琢磨
 更新:2021.7.30

転職時にカード利用

相談者は、過去の転職時に現金がありませんでした。

転職したばかりで現金がなく、仕事中の食事などのため、それまで持っていたセゾンのカードでキャッシングをしました。

このような一時的な資金不足のため、カードを利用するということは多くあります。

その後に、収入が得られるなど、返済見込みがあるのであれば、借金の理由としては正当なものとなるでしょう。

実際に、このキャッシングについては、その後の給料から返済ができていました。

その後も、一時的にお金が足りなくなったときには、再度、キャッシングをするようなことを繰り返していたものの、返済は継続できていました。

 

うつ病の発症

しかし、その後、うつ病を発症。

数年後には、統合失調症の診断も受けます。

障害者手帳も交付。

仕事を続けていると、不安定になることもあり、同じ仕事を長く続けられない状況にありました。

就職活動が厳しくなり、仕事に就けない期間が増えたことから、それまでの借入先以外でも借入れをするようになり、少しずつ借金が増えていきました。

多重債務者の相談を受けていると、メンタルを病んでしまう人も多いです。

そのなかでも、ここまで来ると重い症状といえます。

 

実家ぐらしだったが?

相談者は、実家ぐらしであったため、家族の協力を受けられたのではないか?借入理由が不自然ではないかという疑問もありました。

しかし、精神的な症状の場合、家族が協力してくれるかどうかは、ケースバイケースです。

この相談者も、実家で生活をしているものの、食費は自己負担。

病気の治療についても協力してもらえませんでした。

住居費はかからないものの、その他の生活費は捻出する必要がありました。

このような理由で、住民票も世帯を別にしていました。

親子の関わりでは、このようなことも多いです。

自己破産をするうえでの債務に関しては、個人単位で考えるのが原則ですので、このような家族状況の場合でも、破産は認められます。

 

預金口座の調査

自己破産の申立時には、解約されていない預金口座については、過去2年分の通帳や入出金明細が必要です。

通帳にまとめて記載されてしまったり、通帳を紛失しているような場合には、銀行の窓口などで明細を取得する必要があるのです。

この明細で、漏れている財産、債務の調査をしたり、借入経緯の説明との整合性などを確認することになります。

そのため、複数の預金口座を利用していればいるほど、調査、打ち合わせには時間がかかります。

この相談者は、10件の預金口座を持っていたため、その調査、説明に時間がかかりました。

また、開設したものの、全く利用していない口座などもあったため、裁判所からは解説の動機を確認されるなど、フォローが必要な点もありました。

病気の症状の影響もあったと思いますが、このように多数の預金口座を開設している場合には、注意が必要です。

 

裁判官面接

川崎市にお住まいの方は、横浜地方裁判所川崎支部への申立となります。

ここでは、裁判官面接があります。

破産審尋ということで、破産の決定が出る前に面接が入り、事情を説明することになります。

今回も、自己破産の申立をしてから、約1ヶ月後に面接の期日が入っています。

病気の点も説明していたことから、面接についても配慮された形で行われました。

無事に、免責許可が出ています。

依頼から申立まで約4ヶ月、申立から審尋まで1ヶ月、審尋から免責許可まで約3ヶ月というスケジュールで進みました。

精神的な病気が借金の原因になっている場合に、お金の使い方など、どの程度の影響があったのか、症状の変化も具体的に説明できると有効です。

現在も完治していない場合には、なかなかご本人から聞き取りにくい部分はあるのですが、ときには、診断書やカルテの確認まで必要なケースもないわけではありません。

 

川崎市にお住まいで自己破産を検討している方、自己破産に関するご相談は無料で受け付けています。

横浜駅前事務所でのご相談も可能ですので、以下のボタンよりお申し込みください。

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