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ケース紹介

 

ケース紹介91 Yさんの事例

50代 / 女性 / 会社員

借入の理由:詐欺被害


海老名市にお住まいの50代女性のケースです。

アイフル、アコム、オリコ、モビットなどの消費者金融、信販会社に対し、約400万円の債務があり、仕事もできなくなってしまい支払いができないとの相談でした。

 

著者 弁護士石井琢磨

 弁護士石井琢磨
 更新:2021.7.30

生活費名目でのカード作成

10年以上前に、アイフル、アコム、オリコなどの消費者金融、クレジット会社から生活費を補うために借り入れを始めていました。

当時は、一時的な資金不足の補充で、この頃は、自分の収入の範囲内で返済ができていました。

その後、家族の収入が激減した際の生活費を補うため、カードで追加借入れをしたり、オリコカードでショッピングをして食料品や生活必需品を購入していました

しかし、その後、これらの債務については、完済をしていました。

 

ロマンス詐欺

それから数年後。

いわゆる国際ロマンス詐欺の被害に引っかかってしまいました。

アメリカの有名なギタリストを騙る人物から、メールがあり、「一緒になろう」などと言われ反応してしまったのです。

当初は、金銭の送金はありませんでした。

しばらくした後、シリアでNATOの傭兵をしているアメリカ人だと騙る男からSNSを通じて連絡がありました。

やりとりをしている中で、「シリアから離れるにはお金が必要」等と言われ、かわいそうに思って送金してしまいました。

複数回にわたり、送金。

原資は、生活が苦しいと言って母親から受けた生活援助金50万円の他、自分の給料から70万円ほど、112万円を過去に取引をしていた消費者金融等から借入れました。

あとから考えれば不自然なタイミング。

一回目のやりとりで、反応する人物だと特定され、その後に違うアプローチがされたものと思われます。

一回目のやりとりで得られた個人情報を使ってのアプローチであることも多いです。

全体の債務の6~7割が詐欺被害という事例でした。

 

休職による収入減

多額の夫妻を抱えてしまったなか、職場でのパワハラが原因で、パニック障害や神経不安症と診断。

休職と復職を繰り返しました。

休職期間は、半年以上。

休職中は傷病手当があったものの、給料よりも手取り額が減り、返済困難に。

専門家に任意整理を依頼。

しかし、任意整理で決められた支払ができず、任意整理が頓挫しました。

この話を聞くと、返済原資は、SNSでやりとりをしていた人物が出してくれるという話をあてにしたものでした。

当然ながら、約束の期日を過ぎても振り込んでくれず、支払いが出来ませんでした。

このような相手から返金、貸付という話が出ることも多いですが、それを実行するためにはこちらが先に送金しなければならないと言われるなど、追加詐欺の手口であることが多いです。

任意整理もできなかったということで、自己破産の相談に来たというものです。

 

詐欺被害の賠償可能性

詐欺被害が借金理由ということで自己破産をする場合、そもそもそのお金を取り返せないかという点が問題になります。

詐欺により取消、不当利得返還請求権であるとか、不法行為による損害賠償請求権が本来であれば、権利としてあるはずです。

そうすると、それを回収できれば、返済できる可能性が出てきます。

この権利は財産となります。

詐欺被害を理由とする自己破産の場合には、まず、この回収を検討します。

その場合、まず、そもそも相手と連絡は取れるか、相手に財産はあるか、詐欺の立証はできるか、現実的に回収できる可能性はどの程度あるかなどを考えることになります。

回収可能性が完全にないようなケース、たとえば、相手の連絡先がわからないという場合には、回収可能性がない、財産はゼロとして申立をします。

相手と連絡が取れるような場合には、返還請求をおこなうこともあります。

ただ、通知を出しても反応がないようなことも多いです。特に、国際ロマンス詐欺で海外に送金しているような場合、相手に通知が届くかも微妙、費用と時間をかけて裁判をするのが現実的でないことも少なくありません。

 

このようなケースで、回収可能性がゼロと言い切れない場合には、裁判所で破産管財人を選び、回収可能性を検討してもらうことになるのが多いです。管財費用はかかりますが、金額によっては、破産申立前に自分たちで裁判を起こすより費用負担が少なくなることが多いです。

ただ、過去の例をみると、管財人が国際ロマンス詐欺で積極的に訴訟を起こして回収できるかというと微妙で、結局、回収断念となっていることが多いのが実情です。

 

 

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