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ケース紹介

 

ケース紹介54 Kさんの事例

40代 / 男性 / 派遣社員

借入の理由:生活費、ペット修繕費用、通信講座


平塚市にお住まいの40代男性のケースです。

三菱UFJニコスなどの信販会社のほか、消費者金融、通信教育会社、携帯電話会社など7社に対し、負債総額350万円の借金が払えずに相談に来ました。

10年前に自己破産をし、2回目の自己破産をご希望でした。

著者 弁護士石井琢磨

 弁護士石井琢磨
 更新:2021.7.30

過去の自己破産

2回めの自己破産の相談も増えています。

2回めの自己破産では、破産法上は7年が経過していると免責不許可事由とはなりません。
ですが、過去の破産との関連性は問われます。

同じような理由での自己破産であれば、裁判所の目も厳しくなります。

裁判所では、自己破産による免責を許可する際には、「今回に限って認めますよ」ということを言っており、同じような過ちに対して厳しい態度を取られます。

そのため、過去の自己破産の理由を確認し、裁判所に対して適切に主張することが必要です。

Q.2回めの自己破産の手続は?

 

今回のご相談者の場合、過去の自己破産は、家族が病に倒れてしまい、借金の肩代わりや医療費などを捻出するために借入をしていました。


しかも、債務整理を相談していたところ、更に不幸が重なったため自己破産に切り替えたという経緯がありました。

借金の理由もやむを得ない部類のものであり、当初は支払による解決を望んでいたことになります。


自己破産後の生活

免責決定が出た後は、慎ましやかに生活をしていましたが、派遣契約期間が終了し、転職先がなかなか決まらないので家財などを売って生活費を捻出したり、ネットを使ったキャッシュバックで多少のお金を手にするようになりました。

仕事が派遣社員や契約社員という場合、契約期間の問題や景気に大きく左右されてしまいます。

また、年齢とともに転職が困難になる点もやむを得ないところがあります。

 

生活費の捻出方法として、少しでも身の回りの物を処分するということも多いです。


ペットによる多額の修繕費用

そのようななかで、多額の債務を負った原因はペットでした。

ペットを飼っていたため、賃貸物件の退去時に100万円以上の修繕費用を請求され、分割で返済することになりました。ペットに関して、維持費は収入の範囲でできていても、このような臨時費用がかかってしまうことも多いです。

この金額が原状回復費としては微妙な金額ではありましたが、態様を聞くと、襖に穴をあけたり、シートを剥がすなどの事情もあり、合意があることから争える可能性は低い状態でした。

また、ペットの医療費が多額にかかって借金をする人もいます。

この支払のため、次第に税金の支払いも遅れ、生活費が厳しくなってしまいます。

選択肢もなく、借入を再開します。

当初は、スペースという中小貸金業者からの借入でした。

その後、大手消費者金融に借金をして修繕費用の返済や生活費を補てんするようになりました。

収入が上がれば、返済ができるという見込みで、生きるために手を出したという事情です。

 

将来不安のための通信教育講座

派遣社員のため給料の変動が激しく、減少した際は返済ができず、別の会社で借入れをして返済に充てるという自転車操業で返済し続けていました。

派遣社員という将来の不安と転職時に資格がなくなかなか仕事が決まらなかった経験から、通信教育講座を複数受講して資格取得に励み、収入の範囲内で支払っていました。

転職時や社会復帰時に無資格による転職の難しさや、派遣という不安定な状況やから抜け出すために、通信教育講座で資格取得を志す人は多いでしょう。


ですが、やみくもに資格取得しようとすると講座の途中で挫折してしまったり、資格取得まで辿り着かなかったりして、分割の支払いだけが残る、という状況になりかねません。

また、資格に頼りたい気持ちはわかりますが、実際の転職活動で費用をかけただけのリターンがあることは少ないです。

この方の資格をみると、転職活動に使えそうな資格もありましたが、関連性がない資格のとり方をしているとともに、転職活動でも、その資格が評価されそうな業種での活動をしておらず、残念な結果となっていました。


収入減少による支払不能

派遣契約が終わってしまい、転職活動もままならず、収入が激減してしまいました。


今まで返済ができていた借金や通信教育講座費用、携帯電話代までも支払えなくなってしまいました。

 

同時廃止による免責許可

最終的に出費を悪化させた要因は資格取得のための通信講座費用でしたが、当時の収入で返済可能な金額だったので、浪費に該当したとしてもその悪質性は高くはないといえます。

裁判所からは過去の自己破産の理由などを問われましたが、通常の事件以上に事情を説明し、理解してもらうことができました。


同時廃止手続きで進められ、裁量免責が出され、無事に解決できました。


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